2008年03月28日

「そのつけ麺、魚系につき」         ホテリアさん


つけ麺は読んで字のごとく、麺とスープ(タレ、汁)が別々になっており、濃い目のスープに水でシメた麺を漬けて食するというものです。
正直私はこれまでこのつけ麺にはけっして好意的な目を向けていたわけでなく、どちらかと言うと、こやつはラーメン界の異端児、スタンドプレーヤーとして位置づけておりました。
そもそも熱い汁に冷たい麺という、整合性のないその提供の仕方にギモンの目を向けておりました。
ふつうラーメンといえばハフハフと舌をやけどしそうしなるほど熱いスープに、これまた茹でたて、ちゃちゃちゃと威勢よく湯切りしたアツアツの麺、それをイッキにすすりこむのが当たり前のマナー、ラーメンにもマナーを、それが正しいラーメン道である。
それを熱いのか冷たいのかわからんというか、わざわざどっちつかずのぬるいものにしてしまう、あまつさえ麺をすすりながらスープをいただく美味しさをわざわざ放棄してしまっている=麺道にあるまじき悪行、ラーメン界の異端児という風に見ておったのです。
ところがある日を境にこれが偏見であったことに気付かされました。

実際つけ麺はウマい。

麺のコシ、弾力を直で味わうにはつけ麺のほうに軍配が上るのではないかというくらいに見直してしまいました。
とはいってもあくまで基本は普通のラーメン、♪エイトディズアウィーク、ラーメンが大好きで週8日ラーメンOKな人でも、つけ麺はせいぜい1日ですよ。まあそんなもんですよ。
でもその1日がかなり強烈な吸引力をもって、
「今日は他のものではアカン!
せやから さっきから つけ麺や ちゅーとるやろ、
わからんやっちゃな。
シバくぞ! 」
と、なぜか関西弁になるくらい無性に食べたくなるメニューなのです。パスタやピザなども時々無性に食べたくなりますが、その場合は関西弁にはなりません。ちなみにそのイメージからか女性より男性の方が好きみたいですね、つけ麺。
なんででしょう。そんなことないですか?
あまり女性の方が麺をとってはつけとってはつけ、ひたすらズゾゾゾと食べているところを見たことがありません。ざるそばやソーメンなんかだと上品なのですが、つけ麺になるとひげ大王っぽくなるのはなぜだ。イカン又偏見が出た。とにかくつけ麺にはラーメンにはない独自の世界観をもった美味しさがあります。
あいにく松山にはつけ麺が食べられる店というのはあまりありません。(オイオイここまできてそれはないやろ)
そこいらにつけ麺のポジションのマイノリティ、異端性が窺えます。
そんな貴重な、つけ麺が食べれる店がココ。
全日空ホテルから東へ徒歩5分のところにある「周平ラーメン」は、そのこだわりのスープでリピーターが多い店です。



ここの一番の特徴はその魚系のスープ。サバ節といりこの風味が強烈です。いやあこれはかなりなものです。まあクセがあるといえばこれほどあえてクセを出している味もめずらしい。でもそれが病みつきになると、もうそれしかない、という風になってしまうからたいしたもの。
どこそこの鯖をどうの、あれこれのチャーシューがどうの、煮込んで寝かしてどうだ、といったウンチクとシナチクはラーメン屋さんの常套句なので省略しますが、特徴はなんといっても魚の風味たっぷりのそのスープ。
これがですねー、まあー、そのー一度食べてみないと。
私が行った時(ランチタイム)は、店内は満席、内約8割の人がつけ麺を注文していました。
ちなみに麺の量がハンパではありません。特盛、大、中、小とあるのですが、なぜかどれも値段は同じです。どうせならと大あたりを頼むと、「はい!お待ち!」と目の前に麺(だけ)が出てきた時には、いや実際びっくりしますよ。自家製麺はやや太めで固めのちぢれ麺、これが丼から溢れんばかりに盛られています。でも、これがつけ麺の不思議なこところですが、わりとつるつると入ってしまうのです。麺だけですので最後までノビることなく美味しく食べれます。ここらへんが麺とスープがセパレートになっている「つけ麺」ならではの特徴です。
たっぷりのスープをすすりながらのフツウのラーメンでは考えられない麺の量ですが、つけ麺だと不思議に入る。
ガツンとくる食後の満足感は保証付きです。

中盛りでコレだ(300g)
水でシメたブリブリ感が伝わる。

もう一度言いましょう。
かなりのクセものですが、クセになります。
つけ麺以外のメニューもあり



まあ一度お試しあれ。
この店は夜遅く(〜26時)まで営業していますから、飲んだ後でも大丈夫です。
周平ラーメン
posted by スタッフ at 10:37| 愛媛 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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