2007年11月15日

「天から降ってきた山   ---天山 --- 」    ねこぱんちさん

今回は、松山市南方面、天山交差点近くの小さな山の上にある「天山神社」を訪ねてみました。

長い階段を登って、その先を歩いて行った突き当たりに小さなお社があります。

そこが「天山神社」です。

何もなく、人もあまり訪れる様子はなさそうでしたが、とっても静かで心が落ち着きました。

桜の木を多く見かけたので、春になったらきっとお花見の穴場となるかもしれません。

天山神社では天照大神(あまてらすおおみかみ)と天櫛真智命(あまのくしまちのみこと)を祭っているそうです。
階段の上がり口の立て札に、とても興味深い事が書いてありました。

「天山」の名前の由来です。


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伊予の郡。郡家より東北のかたに天山あり。
天山と名づくる由は倭に天加具山あり。
天より天降りし時、二つに分れて、
片端は倭の国に天降り、片端は此の土に天降りき。
因りて天山と謂ふ。

〜『釋日本紀』の伊予国風土記より〜

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要約すると、天から降ってきた山が二つに分かれ、一つは奈良県の「天の香具山」となり、もう一つが愛媛県の「天山」になったということなのです。


天山は、松山平野のほぼ中央部にあり、付近には、星岡・土亀山・東山とそれぞれ分離独立丘陵が形成されています。
わたしが以前にご紹介した東山古墳公園もその一つです。
この近辺は昔から人々が住んでいて、はじめに伊予の国で古代文化がおこったところだと言われています。
天山古墳群からは土器をはじめ、出土品が多く発見されており、それらは松山市考古館に展示されています。

「天の香具山」を古典で習ったのを覚えていますか?
天の香具山と一緒に天から降ってきたのが天山だったのだと言う事は知っていましたか?

わたしが今回「天山」をご紹介したのは、生粋の松山っ子であるわたしも知らなかった、この天山の由緒ある言い伝えを是非皆さんに知っていただきたいと思ったからでした。
posted by スタッフ at 14:48| 愛媛 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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